みちのく潮風トレイル~道をつくる、道を辿る~

スタッフサチコ

2021年が始まりました。


走ることが楽しくなるような商品情報などをお届けできるよう


ガンバフンバしてまいります。


本年もどうぞRUN-WALK Styleをよろしくお願いいたします









店長ORAOがしたかったことを今は代わってすることにしています。

したかったことを代わりにしている その一番大きなことはYURENIKUI SETAROを作ることです。

正直、店長が亡くなってすぐ義母がメーカーさんに「あの子が作った最後の作品だから世の中に出してあげて」と言った時は「えー今そんなこと考えられないし、在庫増やすのに無理~」と心の声が漏れそうでした(笑)

それなのに6色もカラー展開して自分で在庫増やすなんてね‥‥

あとは自走式のトレッドミルの上を仲間に走らせて苦しんでいる姿を見ながらお酒を飲みたい…と理由で?自走式トレッドミルを購入すること。それも叶えてあげようかと(笑) まだ買ってはないけれど、予約だけ(笑)


あと「みちのく潮風トレイル」に行くこと。




毎年「ハシリタビ」と称して海外のトレイルにレースも絡めながら行っていました。

昨年は名古屋店オープンで行くのを控えたので、最後に行ったのが3年前のノルウェーのロフォーテン諸島で行われたトレイルレースになりました。



この時には私はついていかなかったので、2017年のヨーロッパアルプス287キロ7日間の「トランスアルパインラン」が一緒に行った最後のハシリタビだったんだなぁと。


美しい景色や美味しいものや人との出会いを探して走りに行く 「ハシリタビ」




海外にはいくことは叶わず、今年のハシリタビは「みちのく潮風トレイル」に行きたいと地図を取り寄せ(それも保存用に2セットも笑)7月に行こうと思っていたけれど雨が多く、見合わせていました。

ぜったい行きたかっただろうなぁと思っていたところ、仲間が「店長が行きたかったみちのく潮風トレイル行こうと思っている」と声をかけてくれ、一緒に行くことに。

そこで店長が「みちのく潮風トレイルに行こうかと… 」とブログに書いた時に

「会いましょう!」とコメントしてくれた岩手のトレイルランナー櫻田和志さんを思いだし、情報を集めたいとコンタクトを取ると、すぐにご連絡いただき、「ご一緒したい」とおっしゃってくれ、しかもいつも通販で当店をご利用いただいている岩手のお客様にもお声かけしてくれるという…

そこから下調べして行く「みちのくトレイル」が、すっかり「みちのくご接待トレイル」に…(笑)







岩手花巻空港に到着したときに雨も降っていなかったのに、虹が遠くで見えたときに「あ、店長先に到着してるな」と感じました。



実は店長が亡くなった日の夕方、天に昇る竜のような虹が出て、変わった虹が出たとyahooニュースにもなったらしく

それから節目節目に虹が出てくることが多く、なんとなく店長が来ていると感じ‥‥ くわばらくわばら‥‥(笑)


みちのく潮風トレイルは青森県から福島県を結ぶ全長1025mのロングトレイル




店長は青森八戸市より少しずつ進み、何年かかけて福島相馬市までつなぐ予定でしたが、私たちはすっかりご接待を受けてしまい、潮風トレイルのなかでもきっと一番素敵なルートをご案内いただいた気がします。

岩手 宮古市ルート海岸沿いを走る「森のアルプス」と呼ばれるルートをご紹介いただきました。



海をずっと見ながらトレイルを走るなんて、そうそう経験がなく、ずっとキャーキャー言いながら走るというよりはちょっと走っては止まる繰り返しでなかなか進みません。


 海を見ながら走るって贅沢!






目の前の海に向かって下っていくトレイルもあり、まるで海のなかを走っているような感覚に陥るほど。

木々には葉っぱ一つついていない状態で、秋の潮風トレイルは落葉樹でフカフカ。



もしかしたらこのなかに店長も一緒に走っていたかも…なんて思う瞬間もありました。



山に、海に、癒されまくるトレイルで、ここが10年前の震災で津波に飲み込まれたことを忘れてしまうほど穏やかで美しかったです。


「道は人が歩いて道になる」


それが復興の歩みとなることを伝えてくれる潮風トレイル



ルートの途中にある「たろう観光ホテル」




さっきまで美しい自然のなかで身をゆだねて走っていたので、突然現れる震災遺構に言葉を失ってしまいました。

こんなに穏やかな海が町を飲み込んだという事実。

この10年、何度か東北に行くチャンスがありながら選択してこなかったので、ずっとどこかに心のつかえがあるというか、ボランティアとして行くこともできたのに行かなかったことへ引け目を感じていました。

このタイミングで東北に行くことができて良かった。店長ありがとう。




道をつくるのは人で、それを辿るのも人。





「かすかな踏み跡がぼくらの道しるべ」


つくってもらった道をたいせつにすること。





今のRUN-WALK Styleにも、普段走らせてもらっているトレイルにも言えることで、秋のみちのく潮風トレイルにはたくさんのメッセージをいただきました。



それにしても、岩手のランナーたちは穏やかで人を受け入れる器が大きいこと!




人にも山にも海にも優しく強いランナーたち















足も長い







海まで下りるので、壁のような階段を登りあがりますヨ(笑)


みんな強い


綺麗に整備されているので、登りやすいです








みちのく潮風トレイル すてきなトレイル教えてもらいました。また行きたい。

ひとつのブログに収めることは難しいほど、このトレイルへの岩手のみんなへの感謝の気持ちが溢れています。

完全しおかぜロス‥‥

ぜひ今年の秋には東北へ、潮風トレイルへ行ってほしい!

ごはんは美味しいし、人は優しいし、海も山も美しい!




わたしたちのゴールは浄土ヶ浜ビジターセンター





うみねこさんはかっぱえびせんがお好き





 このブログを書いてて気が付いた‥‥


わたしたちの向こうに虹が‥‥


やっぱりずっと一緒だったんだ


くわばらくわばら‥‥


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