バンビになりたい!100マイルレース初心者のためのBambi100を走って
シェア
誰にでも挑戦しやすい100マイルを。
このコンセプトで大阪と奈良をまたぐ生駒山麓で昨年から始まった100マイルイベント。
Bambi100
第一回目の昨年スタッフサチコも参加させていただき、今年も10月7日(土)~9日(月)にかけて開催されます。
1年かかりましたが、Bambi100のことを記しておくことにしました。
今年出られる方やご興味のある方のご参考になればと思います。
生駒市ふれあいセンターが隣接する「生駒テック」というモーターバイクのトライアルができる場所がスタートゴール。
ふれあいセンターには何度も訪れていましたが、この場所の存在は知りませんでした。
こちらのご厚意でスタートゴール会場とさせていただいているようです。
こちらをスタートゴールに1周40㎞の周回コースで4周するのがBambi100のコースです。
RUN-WALK Styleテキには・・・これまでの17年間イベント等で走りに走り尽くしてきた、
言わば勝手知ったるコースで、このBambi100が開催されるというアナウンスをいただいたとき、このコースなら走ってみたいと思い、スタッフサチコが100マイル走るきっかけになった理由の一つでもあります。
ただ、初めて走る人にはなんじゃこりゃ!?の脇道だらけの難コース。
GPXデータを頼りに走るにしても細かな脇道が迷路のように思ってしまって、試走は必須といえます。
実際福岡から一人でご参加の方はとにかく迷ったとのこと!それでもしっかりマイラーになられていますけどね。
途中エイドステーションのある「平群北公園(へぐりきた)」周辺は「矢田丘陵」という丘陵がある地形で累積は6000mと少なく、言ってしまえば走れるコースです。
主催者の土井さんは1周40㎞を3時間!?で走ったとか聞いたような‥‥ というように走れる人には走れてしまうコースです。
それをどう走るか・・・・がバンビになりたいマイラー初心者の課題でもありました。
このBambi100を走れるための選考基準は「これまでに100マイルレースを完走していないこと」「初めての100マイル完走であること」「マイルレース完走後、5年以上経つ人」であることです。
しかも走れるのが書類選考を突破した30名とプロジェクトメンバーからの推薦枠5名の35名という少人数。
ボランティアは走る人の倍以上。エイドあり、サポートつけることあり、1.2周は一緒に走ってくれるスタッフあり、3.4周はペーサーつけるのもあり・・・のとにかく初めての100マイル完走を全力で手伝ってくれる体制があります。
試走会も開催していただくので参加者同士の仲間意識や一体感も生まれ、ともに100マイラーになるために助け合う存在になります。
1周目と2周目は一人で走り、3周目からは1周につき3人までペーサーを付けることができます。
また、24㎞先にある「平群北(へぐりきた)公園」とスタートゴール地点の「生駒テック」では個人サポートを受けることができます。
もちろんここにはエイドステーションがあり、ボランティアによるサポートを受けることもできます。
周回だと気が滅入るのではないかと思いましたが、初心者には行動計画が立てやすく、それがとてもよかったです。
途中、コンビニや自販機もあるので、そこで購入することも可能です。
自分の練習という練習はせず、RUN-WALK Styleが主催する「ジョシトレイル部」で月2回イベント運営するのと、そのための試走をするのが私自身の練習でした。
その練習で良かったのが、スピードを出して走るのではなく、とにかくゆっくりでも動き続ける練習ができたこと。
コース試走は計4回。
練習ももちろん大切すぎますが、100マイルは準備が8割だと丹羽薫さんもおっしゃっていて、本当にその通りだと実感しました。
サポートについてもらうので、サポートに何をしてほしいのか、
半周ごとにあるエイドステーション(サポートエリア)で何をするのか
これらを事前に決めておくことがとても大切でした。実際、走り始めるといかに頭を使わずに、補給食を摂ったり、すべきことを進めていくかが100マイルレースを走るためには必要であると思いました。
「エイドで水もらう」 なんて当たり前のことのように思えますが、書いておいて、したかどうか確認することは重要で、実際書いていたのに2周目の平群北公園で「ゴミ捨てる」を忘れて出て行ってしまうということがありました。
疲れてくると頭も働かないので、事前に決めておくこと、それを紙にしておくこと、それでも頭に入ってこなくなるので、私の場合は途中からサポートに紙を読み上げてもらいました。
補給食は1周ごとに「おいエナ1本」「小おにぎり1.2個」「ジェル2.3個」「かきの種+STCのVO2MAXバー(中鎖脂肪酸の入っているエネルギーバー)を細かく切っていれる+GUのグミを入れる」 これを基本にしました。
それとは別にミネラル補給のために「MAGMAとアミノ酸とお塩」をセットにして、2時間に1回摂ることもしました。
サポートではどん兵衛(小)やセブンイレブンのにゅう麺などを用意していましたが、サポートが用意してくれた「養々麺」というきのこのカップ麺が美味しすぎて大満足で、次の周もリクエストしたほど笑
このように事前にどこで何を食べたり、何をするかを決めておき、その通りに行動することが重要で、
ペースコントロールもうまくいった結果、4周目はジェルだけを持ってスタートすることができました。
ただでさえ、好待遇のBambi100でしたが、周りのサポーターが美味しいからキノコ好きの私に食べてもらいたいと養々麺を用意してくれていたり、
平群北公園で住む仲間がホットタオルを用意してくれていたり、雨が降り出したら傘をさしてくれたり、良い毛布をかけてもらったり・・・・とトップ選手か、女優さん並みにお世話をしていただき、100マイル完走するために周りも手を差し伸べてくれて、当日は走っていたらいいだけになりました。
そんな手厚いサポートの一つでもありますが、私の手書きのタイムチャートを表におこしてくれ、当日私のペースに書き換えていき、ゴールタイムを予想してくれる表まで作ってくれる仲間もいました。
タイムチャートは3パターン作りました。
4回目の試走で登りはすべて歩いて、平地をキロ7分くらいで走っても時間は7時間ちょっとしかかからないということが分かっていました。
トイレに行ったり、休憩したり、走る以外の時間でタイムが変わってくることも、試走していて実感していましたので、1周目は元気だし、どんなに時間をかけようとしても8時間ではまわることができると予想。
実際もその通りでした。最後尾近くで行動していましたが1周は平群北公園と生駒テックでの休憩を入れても7時間2分でした。
2周目も概ね「早い」ペース設定で動けてはいますが、少し計算外だったのが生駒テックでトイレに行くと場所が遠いので休憩時間がかかってしまうことでした。
それでもトイレは済ませて出かけたいのが2周目の終わりで、そのころから食べ過ぎてしまったピーナッツのためか、夜中に運動しているので腸が動かないためなのか、お腹がつまって便が出ないで痛い・・・というこれまでにない初めての経験をしました。
(いつもはだいたい下して困るタイプです)
セブンイレブンのかきの種にしたのでピーナッツが多かったのも原因かなと思っていますが、なにが起きるかわからないのが100マイルということも経験しました。
トイレに駆け込むが出ない・・・3周目。ペーサーは2人でどちらも昔からの仲間で安心感のある人たち。私の牛歩にも付き合ってくれ、後ろで二人でお話しているのを私はラジオを聴いているかのように進みました。
ペーサーが「朝になったら出るんじゃない?」と言ってくれた言葉そのもの!笑
朝になって4周目のペーサーとラジオ体操の歌を歌いながら歩きだしてすぐに出ました!笑
そこから復活! 100マイルはあきらめなかったら復活するときが来るから、とプロジェクトメンバーの土井陵さんがおっしゃった言葉通り、復活することも経験できました。
4周目は走り慣れたトレイルをいつも一緒に走っている仲間を引き連れて爆走したいと思っていましたが、その通り爆走できて大満足。
それでも自分ルールで「コンビニにはいかない」と決めてあったのに、4周目おトイレを借りにコンビニに寄ってしまったことは悔やんでいます。(でもおかげでスッキリした)
そんな周りのサポートに支えられてできたゴールは格別。
100マイル走ると世界が変わるよ。と土井さんが言われていたように、私のなかの何かが変わった実感があり、周りにいる人たちへの感謝の気持ちが溢れて溢れて・・・ 幸せな気持ちになりました。
今年のBambi100に出場される方にご来店いただいています。
プロジェクトメンバーのご配慮で地域のトレイルランニングショップを盛り上げようという趣旨で出場者の皆さんには20%オフにてお買い物いただけます。
どうぞご不安解消に、昨年の出走のことが参考になればとも思いますので、お話だけでも、何度でもご来店ください。
今年のBambi100は 10月7日(土)8時スタート。ゴールは9日(月)0時関門。
今年はminiBAMBIも開催!子どもたちが走る姿も見れます。
応援に行かれる方はぜひマナーを守って、トレイルランナーは人に優しく、山に優しいと言われるように行動していきましょう。私たちも現地で応援します!
バンビたちガンバフンバ!
このコンセプトで大阪と奈良をまたぐ生駒山麓で昨年から始まった100マイルイベント。
Bambi100
第一回目の昨年スタッフサチコも参加させていただき、今年も10月7日(土)~9日(月)にかけて開催されます。
1年かかりましたが、Bambi100のことを記しておくことにしました。
今年出られる方やご興味のある方のご参考になればと思います。
コースの特徴
生駒市ふれあいセンターが隣接する「生駒テック」というモーターバイクのトライアルができる場所がスタートゴール。
ふれあいセンターには何度も訪れていましたが、この場所の存在は知りませんでした。
こちらのご厚意でスタートゴール会場とさせていただいているようです。
こちらをスタートゴールに1周40㎞の周回コースで4周するのがBambi100のコースです。
友人iguが作ってくれたgoogleマップ。公式ホームページにも採用されています(笑)
RUN-WALK Styleテキには・・・これまでの17年間イベント等で走りに走り尽くしてきた、
言わば勝手知ったるコースで、このBambi100が開催されるというアナウンスをいただいたとき、このコースなら走ってみたいと思い、スタッフサチコが100マイル走るきっかけになった理由の一つでもあります。
ただ、初めて走る人にはなんじゃこりゃ!?の脇道だらけの難コース。
GPXデータを頼りに走るにしても細かな脇道が迷路のように思ってしまって、試走は必須といえます。
実際福岡から一人でご参加の方はとにかく迷ったとのこと!それでもしっかりマイラーになられていますけどね。
途中エイドステーションのある「平群北公園(へぐりきた)」周辺は「矢田丘陵」という丘陵がある地形で累積は6000mと少なく、言ってしまえば走れるコースです。
主催者の土井さんは1周40㎞を3時間!?で走ったとか聞いたような‥‥ というように走れる人には走れてしまうコースです。
それをどう走るか・・・・がバンビになりたいマイラー初心者の課題でもありました。
参加者について
このBambi100を走れるための選考基準は「これまでに100マイルレースを完走していないこと」「初めての100マイル完走であること」「マイルレース完走後、5年以上経つ人」であることです。
しかも走れるのが書類選考を突破した30名とプロジェクトメンバーからの推薦枠5名の35名という少人数。
ボランティアは走る人の倍以上。エイドあり、サポートつけることあり、1.2周は一緒に走ってくれるスタッフあり、3.4周はペーサーつけるのもあり・・・のとにかく初めての100マイル完走を全力で手伝ってくれる体制があります。
試走会も開催していただくので参加者同士の仲間意識や一体感も生まれ、ともに100マイラーになるために助け合う存在になります。
レースの特徴
1周目と2周目は一人で走り、3周目からは1周につき3人までペーサーを付けることができます。
また、24㎞先にある「平群北(へぐりきた)公園」とスタートゴール地点の「生駒テック」では個人サポートを受けることができます。
もちろんここにはエイドステーションがあり、ボランティアによるサポートを受けることもできます。
周回だと気が滅入るのではないかと思いましたが、初心者には行動計画が立てやすく、それがとてもよかったです。
途中、コンビニや自販機もあるので、そこで購入することも可能です。
当日までの準備(練習編)
自分の練習という練習はせず、RUN-WALK Styleが主催する「ジョシトレイル部」で月2回イベント運営するのと、そのための試走をするのが私自身の練習でした。
その練習で良かったのが、スピードを出して走るのではなく、とにかくゆっくりでも動き続ける練習ができたこと。
コース試走は計4回。
- ペーサーしてくれる仲間と一緒に暑いなかコース1周。一生懸命走ったつもりなのに暑くて休憩多くてなんと8時間半かかった。
- 2度目の試走はBambi100公式試走会でプロジェクトメンバー土井さんがTJAR優勝から1週間もたたないうちにアテンドしていただき、7時間と少し。
- 3度目の試走は、夜間走の練習兼ねてとコース試走で1周半。お盆期間に23時出発で朝11時ごろゴールで、一緒に付き合ってくれた仲間が暑さで次々倒れていったのを思い出します・・・笑
- 4度目の試走は2週間前に一人で試走。9月26日で夏の暑さに比べたら気温が涼しく感じて、ゆっくり歩いて回ったのに7時間で回れたことが、当日のペースコントロールの基準になりました。
当日までの準備(その他)
練習ももちろん大切すぎますが、100マイルは準備が8割だと丹羽薫さんもおっしゃっていて、本当にその通りだと実感しました。
サポートについてもらうので、サポートに何をしてほしいのか、
半周ごとにあるエイドステーション(サポートエリア)で何をするのか
これらを事前に決めておくことがとても大切でした。実際、走り始めるといかに頭を使わずに、補給食を摂ったり、すべきことを進めていくかが100マイルレースを走るためには必要であると思いました。
「エイドで水もらう」 なんて当たり前のことのように思えますが、書いておいて、したかどうか確認することは重要で、実際書いていたのに2周目の平群北公園で「ゴミ捨てる」を忘れて出て行ってしまうということがありました。
疲れてくると頭も働かないので、事前に決めておくこと、それを紙にしておくこと、それでも頭に入ってこなくなるので、私の場合は途中からサポートに紙を読み上げてもらいました。
補給食は1周ごとに「おいエナ1本」「小おにぎり1.2個」「ジェル2.3個」「かきの種+STCのVO2MAXバー(中鎖脂肪酸の入っているエネルギーバー)を細かく切っていれる+GUのグミを入れる」 これを基本にしました。
それとは別にミネラル補給のために「MAGMAとアミノ酸とお塩」をセットにして、2時間に1回摂ることもしました。
補給は9,800kcal摂りました。
サポートではどん兵衛(小)やセブンイレブンのにゅう麺などを用意していましたが、サポートが用意してくれた「養々麺」というきのこのカップ麺が美味しすぎて大満足で、次の周もリクエストしたほど笑
でも結局2杯目はなかったので、持参のどん兵衛を2周目前にいただき、スタート。
このように事前にどこで何を食べたり、何をするかを決めておき、その通りに行動することが重要で、
ペースコントロールもうまくいった結果、4周目はジェルだけを持ってスタートすることができました。
タイムチャートと実績タイム
ただでさえ、好待遇のBambi100でしたが、周りのサポーターが美味しいからキノコ好きの私に食べてもらいたいと養々麺を用意してくれていたり、
平群北公園で住む仲間がホットタオルを用意してくれていたり、雨が降り出したら傘をさしてくれたり、良い毛布をかけてもらったり・・・・とトップ選手か、女優さん並みにお世話をしていただき、100マイル完走するために周りも手を差し伸べてくれて、当日は走っていたらいいだけになりました。
そんな手厚いサポートの一つでもありますが、私の手書きのタイムチャートを表におこしてくれ、当日私のペースに書き換えていき、ゴールタイムを予想してくれる表まで作ってくれる仲間もいました。
タイムチャートは3パターン作りました。
4回目の試走で登りはすべて歩いて、平地をキロ7分くらいで走っても時間は7時間ちょっとしかかからないということが分かっていました。
トイレに行ったり、休憩したり、走る以外の時間でタイムが変わってくることも、試走していて実感していましたので、1周目は元気だし、どんなに時間をかけようとしても8時間ではまわることができると予想。
実際もその通りでした。最後尾近くで行動していましたが1周は平群北公園と生駒テックでの休憩を入れても7時間2分でした。
2周目も概ね「早い」ペース設定で動けてはいますが、少し計算外だったのが生駒テックでトイレに行くと場所が遠いので休憩時間がかかってしまうことでした。
それでもトイレは済ませて出かけたいのが2周目の終わりで、そのころから食べ過ぎてしまったピーナッツのためか、夜中に運動しているので腸が動かないためなのか、お腹がつまって便が出ないで痛い・・・というこれまでにない初めての経験をしました。
(いつもはだいたい下して困るタイプです)
セブンイレブンのかきの種にしたのでピーナッツが多かったのも原因かなと思っていますが、なにが起きるかわからないのが100マイルということも経験しました。
これが実績タイム
トイレに駆け込むが出ない・・・3周目。ペーサーは2人でどちらも昔からの仲間で安心感のある人たち。私の牛歩にも付き合ってくれ、後ろで二人でお話しているのを私はラジオを聴いているかのように進みました。
ペーサーが「朝になったら出るんじゃない?」と言ってくれた言葉そのもの!笑
朝になって4周目のペーサーとラジオ体操の歌を歌いながら歩きだしてすぐに出ました!笑
そこから復活! 100マイルはあきらめなかったら復活するときが来るから、とプロジェクトメンバーの土井陵さんがおっしゃった言葉通り、復活することも経験できました。
4周目は走り慣れたトレイルをいつも一緒に走っている仲間を引き連れて爆走したいと思っていましたが、その通り爆走できて大満足。
それでも自分ルールで「コンビニにはいかない」と決めてあったのに、4周目おトイレを借りにコンビニに寄ってしまったことは悔やんでいます。(でもおかげでスッキリした)
そんな周りのサポートに支えられてできたゴールは格別。
100マイル走ると世界が変わるよ。と土井さんが言われていたように、私のなかの何かが変わった実感があり、周りにいる人たちへの感謝の気持ちが溢れて溢れて・・・ 幸せな気持ちになりました。
今年のBambi100に出場される方にご来店いただいています。
プロジェクトメンバーのご配慮で地域のトレイルランニングショップを盛り上げようという趣旨で出場者の皆さんには20%オフにてお買い物いただけます。
どうぞご不安解消に、昨年の出走のことが参考になればとも思いますので、お話だけでも、何度でもご来店ください。
今年のBambi100は 10月7日(土)8時スタート。ゴールは9日(月)0時関門。
今年はminiBAMBIも開催!子どもたちが走る姿も見れます。
応援に行かれる方はぜひマナーを守って、トレイルランナーは人に優しく、山に優しいと言われるように行動していきましょう。私たちも現地で応援します!
バンビたちガンバフンバ!