ランニングショップもお野菜も顔の見える関係で

スタッフRWS
毎月第一土曜日に開催しているRWSマルシェ

4年前から店の軒先で開催している野菜マルシェです。

当店は蔦に覆われていて看板もないという(実際は看板が蔦で隠れた)一見何屋さんかわからない外観。

ランニングの専門店という一般的にはコアな分野で、ご近所さんからはランニングショップと分かっている方ももちろんおられますが、中には「釣り具屋さんでしょ?」という方までいました。店先に置いているトレランポールを見てそう思ったみたい(笑)

それだけちょっと自分には関係のないお店・・・と思われていたようにも思います。

それが4年も月1回とはいえ野菜マルシェを続けていると、今では次のマルシェはある?と店頭に聞きにきてくれたり、楽しみにしてるのよ~とご挨拶していただくこともチラホラ。

続けていくこと 本当にたいせつだなぁと最近しみじみ思います。



野菜を販売してくれているのは和歌山「豊田屋」さん

スタッフサチコの高校の同級生のとよちゃんが社長で、今が旬の桃農家さんです。

あら川の桃といったら和歌山が誇るブランド桃なのです。

お兄さんがお医者さんで自然栽培で野菜や桃をつくっているという異色な農家

営業担当はとよちゃんで、東京や大阪の有名店に桃や野菜を卸しています。



お医者さんで自然栽培での農業をしているなんて異色なお兄さんですが

とよちゃんも異色だと思ってます。

高校を卒業してとよちゃんがどういう経歴を辿ったかは実は知らず

「とよちゃんはホストになった」という勝手な噂くらいでしか知りませんでした。

実は今でもよくわかっておらず、「東京で社長の荷物持ちしててん」とか断片的な情報でしか知り得ていません。(それ以上詳しく聞いていないだけ(笑))

奥さんのクミコさんの接客もほんわか。けっして人を否定したりしないし、お客さんに何を言われても「そうですよね~」という言葉に嫌味がまったくない。

それぞれが個性的で、一見アンバランスな豊田屋さんですが、そんなアンバランスさで絶妙なバランスが保たれていて、それがとても面白く経営にも反映されている気がします。

豊田屋さんのお野菜はとにかく美味しいので、マルシェでもリピーター続出です。

そして当店よりご近所さんと顔見知りなのです(笑)

きっと今月の桃も楽しみにされているだろうと雨続きで本来なら中止のところ、第一土曜日のマルシェを延期にしてくれ、今月18日土曜日に来てくれます。

今年は雨が多く、野菜や桃もダメージを受けているようですが、来てくれるだけでも有難いです。



以前は野菜は出来るだけ農薬を使っていないものを!自然なものを!と強く思っているところがありましたが、最近野菜も含めて物を購入する時は「出来るだけ顔の見える関係のものを」と思うようになりました。

雨の降らない時はひたすら水やり、虫がたくさんついていたら一つ一つ取り除く作業、そうやって大切に育てた作物も大雨や台風で一瞬で売り物にならないことも多々。

大切に育てられた作物を有難く戴くということが大切で、作物をつくる大変さを理解しないまま自然栽培がいいというのは本当に失礼なことだったなぁと反省です。



コロナ禍で何を取捨選択するか価値観が変わってきているようにも思いますが、当店も「顔の見える関係」を大切に情報発信をしていきたいと豊田屋さんとのお付き合いを通して思うところです。

7月18日土曜日11時頃より RWSマルシェ


→雨天のため延期となりました。

8月1日土曜日11時頃より


(売り切れ次第終了。14時頃には野菜が売り切れて終了しています)

お楽しみに!
ブログに戻る