グレートマウントノリクラに行こう~店長ORAOの夢

スタッフサチコ
信州 乗鞍高原はRUN-WALK Styleの原点でもあります。

店長ORAOこと三浦誠司は2000年に「山を走って案内するガイド」をすると言って乗鞍高原へ移住し、手打ち蕎麦と創作料理のお店「山のごはん舎おくどはん」をオープン、当時トレイルランニングという言葉さえなかった時代に、山を走って案内するガイドだなんて20年先を行っていたのでしょうが、おくどはんを人気店にし、大阪や名古屋など他方からランナーを呼んで乗鞍を案内して山を走る楽しさを伝えていました。

店長ORAOには乗鞍高原を多くの人が歩いたり、走ったり、自転車に乗ったり…楽しそうに駆け回れる場所にしたいという夢があり、その夢のために「RUN&WALK」という頑張らない大会を主催したり、乗鞍天空マラソンのプロデューサーという形で運営に関わってきました。



そして乗鞍天空マラソンが15年を迎える2020年、プロデューサーとして関わることを最後とする予定でした。

「2020乗鞍天空マラソンのエントリーが2/1スタート! 私・オラオのレース・プロデューサーとして最後の大会ですᕦ(ò_óˇ)ᕤ   エントリーお待ちしています!」

コロナの影響で中止となり最後の任務を終えることなく、「なんか中途半端に終わっちゃったな~」と言っていました。



この世への心残りはたくさんあっただろうけれど、乗鞍への心残りは強く持っていると思います。

「頑張るスポーツ」であるランニングを「とことん頑張らない」で楽しむ…

乗鞍はそんな楽しさを体現できる場所で、楽しめることに感謝できる場所で、それを伝え続けたいと思っていました。








それが今年2022年、環境省や松本市の協力を得て、元々あったトレイルを整備し「のりくら高原トレイルズ」として誰もが楽しめる場所・遊べる場所としてオープンされました。
「高原内に張り巡らされた広大で多彩なNorikura Kogen Trailsは、アウトドアアクティビティのビギナーからベテランまで誰でもが楽しめる、国内でも類を見ないトレイルです。乗鞍高原の魅力をより深く知っていただき、多くの方に届けたいという思いで、地元の有志が長年にわたり計画し、整備を重ねてきました。」HPより

先日このオープニングイベントがあり、大阪よりバスツアーで行ってきました。

はじめてのトレイルランニング講座をした後に参加者の皆さんから「ビギナーのためのトレイルツーリングを企画してほしい」と言われていて、何か考えようと思っていたところ、このトレイルオープニングイベントがあるとお誘いを受けて、

「乗鞍のトレイルを知ったらトレイルがもっと好きになる!」と思いました。







私自身もはじめてのトレイルランニングを生駒で受けて、そのあといきなり乗鞍に行ってすっかりトレイルランニングの魅力にハマった一人であるからです。

蓋を開けたらイベントはしっかりロゲイニングのイベントだったので初心者の皆さんをどうして案内したものか…と思いましたが、ロゲイニングを担当しているのがなんと松本に移住した昔からの仲間。それならなんとかなるかと店長の昔からの仲間で乗鞍歴30年の名古屋のご夫妻を巻き込み、しっかりアテンドしてもらうロゲイニングになりました。



奇しくも今回のオープニングイベントはRUN&WALKが天空マラソンが開催されていた6月。



ハイカー、ランナー、マウンテンバイカーと誰もが乗鞍で楽しく駆け回れるようにトレイル整備が進められ行われた今回のオープニングイベント。

もし店長が居たらどんな風に関わっていたのか…と思ったりもしたけれど、乗鞍をより良くしたいと動いている人たちの想いがこのように形となったことに「乗鞍はポテンシャルがめちゃくちゃ高いんだ!」と一緒になって喜んでいるだろうと思います。



今回導かれるままに乗鞍に行くことができたことが偶然ではないことも私にはわかっています。

「乗鞍はポテンシャルが高い。でもそれを生かすも人次第。」

乗鞍を愛する人たちの想いとそれに裏付けされたこれまでのアクションがあって、数珠つなぎのように受け継がれていること、それがすべてだと思います。

乗鞍の自然のなかを歩いたり走ったり…たくさんの人たちが楽しむ場になるようにしたいという店長ORAOの夢に、私もまたひとつ小さいながらも力になれたこと、恩着せがましく報告しておきました(笑)



どうぞ皆様 乗鞍高原に足を運んで、その豊かなトレイルに遊びにいってください。

きっとまたトレイルランニングが好きになりますよ。
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